美の追求
先日のバレエレッスンでの美しい表現に感動して気づいた事があります。
それは、"好き嫌い" はそれ以上の理解をブロックするということ。私の「バレエは嫌い」というパターンは、これまでその美しさを知るに至らなかったのだと気づきました。この間、お辞儀の美しさに感動した時、その部分が "通った" ような気がします。バレエを "美しい" と感じる心が目覚めたような気がするのです。バレエの動きを見て、かつて、感動するほどまでに "美しい" と思ったことはありませんでした。
それで、バレエは美の追求なのだと思いました。一挙手一投足すべてにおいて、細部に至るまで、美の追求。
レッスン中、先生は「頭!お腹!背中!脚!腕!指!肩!」と矢継ぎ早に注意します。それは、それらに気をつけていないと美しく見えないからなのだと今の私は理解しています。
私はレッスン中、動きが大変でどこかが痛かったりすると、辛くなってしばしば下を向いてしまいます。この間は「下を見ない!」と3回も注意されてしまいました。そのとき先生が「下を向いたらいかにも辛そうでしょう。何事もないようにやらなくちゃ。」と言いました。めちゃめちゃハードな動きなのだけれども・・(涙目)
その時「へ〜!そうなのか!」と私は思いました。なぜならレッスンでは、ついていくことに必死で、動きの美しさなど、一切関心がなかったからです。そのため "辛そうに見えるから、下を見ない" というのは私にとっては初めて意識することでした。
私は出ませんが(と念のために前置き)、発表会のリハーサルでも踊り終わって、幕に引っ込んだら、どんなに崩してもよいけれど、それまでは「体のあちこちをぎゅ〜っと引っ張り上げ続けて!」と先生は注意していました。
こういった様々なことがあり、バレエは "美しさ" を追求しているのだと思いました。
▼自分と向き合うセッションを行っています。