言わないことの弊害
「相手に言わない」「伝えない」ことが娑婆ではあたりまえ。そんな空気に触れました。(《魂の道場》ではこのところ勇気を持って「相手に言う」「伝える」という挑戦を行っていますがー)娑婆ではそれは「本人の問題だから」ということで相手に言いません。
あと感じるのは、人からいろいろ言われたくないがために、つっこまれないように伏線を張って防御している(保身)可能性です。これはたぶん全員が無意識でやってるんじゃないでしょうか?
ある人は静かに黙って道端のお地蔵さんよろしくじっとしていたり、ある人はマシンガントークで間髪入れず喋り続けたり、また、以前の私だったら論理的に話すことで相手を納得させる(つっこむ余地を与えない)ということをやってました。
相手に言わない、伝えないということは、そのまま、相手を見捨てる、陥れる、どうなろうが知ったことではない・・・そういったことにつながっていく感じがして、寒々しいです。一見、良好に見える関係性であっても、実は表面上の付き合いでしかなく、心の奥では「それって、本人の問題。私は関係ない」と思っている。
一方で、言ってもわからない・話が通じないこともある。言われた方も「あーだこーだ言われたくない」といったパターンを持っていたり、上のほうで書いたように「保身」もしているので、後から突っ込まれるようなことを最初から言わなかったり。良好なコミュニケーションについてはあらゆる場面で語られているものの(本もたくさんあるでしょう)、本当のところではまったくコミュニケーションって取れていない、取ろうともしていない・・・娑婆のそんな空気に、唖然としています。
そんな娑婆に、私は風穴を開けたい・・・・・