どのような時代、どのような思想
植物画が見たくて東京都庭園美術館「英国王室が愛した花々」を訪れました。
美術館、久しぶり。ここはアールデコ様式の建物自体も堪能できるので好きです。
今回の展示を通して、ウェッジウッド(陶器で有名な)とダーウィン(進化論)が親族であることを知りました。なんとダーウィンは陶器で大成功をおさめたウェッジウッドの孫だったのでした。
また今回の展示で解説を読んでいくうちに、時代・思想に興味を持ちました。
当時、ヨーロッパでは「啓蒙思想」が広まっていたそうで、これは学校の授業で聞いたことがあると思って、何だったっけ?と調べたところ、「合理主義、批判的精神をもって因襲、迷信を打破し、既成の権威に反抗し、人間性の尊重、新秩序の建設を主張。フランス革命の思想的基盤となった。」とありました。なんとなく今の時代の礎となっているのを感じます。
そして、そのきっかけとなったのは政治的安定。世の中が安定していたがゆえに、それ以上の進歩を人は求め、中世的なカトリック教会の教義に縛られた思想、学問、社会を、新しく生まれた学問の力で変えていこうとしたようなのです。
以上、インターネットで検索しました〜
それで思ったのです・・・今って、私たちは、いったいどんな時代・思想のなかにいるのだろうかと。今回の展示はおよそ300年前のものですから、仮に2300年に2000年代のものを展示する美術展があるとしたら、どのようにこの時代を表現するでしょう?
ちょっと考えてみるのも面白いと思いました。