蓮
昨日は不忍池に咲いている蓮を見に行きました。
蓮の花ってよく、濁った泥水からまっすぐ伸びてきれいな花が咲き開くことから仏教の教えでも出てきますし、お釈迦様は蓮の花に座ってますね。
蓮華の五徳(れんげのごとく)という教えもあるようです。
そのうちの一つ「淤泥不染の徳(おでいふぜんのとく)」は、泥の中で育つけれども、その泥に染まることなく、綺麗な花を咲かせる蓮は、私たちがどのような厳しい環境にいたとしても心の中は清浄に保てるということを教えてくれているそうです。
今回のグループでは、ちょうど「社会にいながら、自分は染まらない」という学びがありました。
そうあれたらどんなに楽か!私はこの学びによって、「個」として存在し、社会に染まらないことの楽さと、今の自分の大きな苦しみに気がつきました。
社会の価値観・枠組みにどっぷり染まりきっている自分。そうする以外にどう生きるのかわからないし、どういうわけだか枠組みの中に強制的に引き戻されてしまう自分。そういう自分も自分自身が無意識に信じている社会通念的パターンが作り出していたことがわかりました。
世の中や社会に刷り込まれて「だってそういうものだから」とそれ以外の生き方など想像もできず、「当たり前なこと」として自らを苦しみの世界にただただ置き続けていたのでした!なんということでしょう!!!
それはとにかく苦しく、これこそが自分の苦悩の根源だと思います。でもそれ(「社会って、組織って、そういうものだ」)も苦しみという感情を生んでいるパターンなので、一つ一つ向き合って、新たな生き方へ向けて歩んでいきます。