最高の解決策
「自分が上でありたい」・・このパターンは、〈上であること〉が人生を生き抜くための最高の解決策と思っています。(「非力では生きてはいかれない」と思っているパターンにとっての解決策でもあります。)
上でさえあれば、すべてを思い通りにできるし、非力な自分を突きつけられずに済むし、人よりも優位に立てて、正々堂々と生きられると思っています。いいことづくめなのです。
このあいだの、王様とこのパターンとの会話でも、もうね、本当に上でありたいんです。そうすれば人は自分を大切に扱うし、自分の言うことを聞くでしょう。だから、ただただ上でありたい。だってそうすればすべてがチャラになるじゃないですか。全部が片付くんですよ、すっきりするんです、とパターンは言います。
このパターンの性格は〈ザ・屈辱〉。悔しさの塊。爪先から頭のてっぺんまで屈辱で充満しています。何かで傷つく・嫌な思いをする→上であれば仕返しができるけど上でないからできない→屈辱→上であれるようにがんばる→何かで傷つく・嫌な思いをする→上であれば・・・→屈辱→上であれるように・・・これをオート機能でずっと繰り返しています。なので屈辱がたまっていく一方なのです。
そんなに上でありたければ、黒パターンを使ってとことん上を目指したら?と言われれば、すぐにでも動きます。上へ上へと目指すときに脳内に興奮剤のようなものが出ていて、それが思考的にものすごく気持良いからです。でも、それをやらないのは、そういうことではないことを、自分の心がよくわかっているから。
上であれたら正々堂々と生きられるはずでしょう。でも、それなのに、その黒パターン自体はとてつもなく苦しい。もうその時点でこれは選びたい道ではないとはっきりわかります。
ここが自分にとっての分岐点です。安易に脳内麻薬に手を出すか、そこは踏ん張って新たな世界へと踏み出すか。どちらに行ってもいい。さて、どちらに進むか?!
そりゃ、やっぱり新しい道を挑戦したい! がんばろう!