嫌な思いをしたくない

嫌な思いをしたくない

2021年01月09日 11:22

ちょっと久しぶりにプリミティブなパターンが出てきました。それは「嫌な思いをしたくない」というもので、これが出たことで胸のあたりがほっとしています。つかえが取れたというのか、、少しパターンへの理解が深まりました。
嫌な思いというのは、屈辱とか、敗北感とか、劣等感とか、傷つくことだったり、悔しさだったり、恥ずかしさだったり、苦しさだったり、残念な思いだったり。そういったものが嫌だから頑張る。負けたくないから努力する。ビリは嫌だから最善をつくして上を目指す。恥ずかしい思いをしたくないからちゃんとする。あとで苦しみたくないからすぐにやる。といった具合に、「嫌な思いをしたくないから」というのを原動力に、私は無意識に様々なことをやっていると思います。
嫌な思いというのは、苦しいし、傷つくし、不愉快だし、耐えられないし、そんな状態で生きていくことはできないとパターンは言います。
そして、嫌な思いをしたくないから、上であろうとするし、人の上に立とうとするし、すべてを自分の思う通りにしたい、とパターンは思います。自分が上でさえあれば嫌な思いをせずに済むとも思っています。
私が抱く “不当感” の下には、この「嫌な思いをしたくない」があるようです。だからパターンは、自分が嫌な思いをしていて誰かが「いい思い」をしているとズルイ!と思ったり、悔しさを感じたりして、不当だと思い、偉くない(上でない)自分を責めるのです。自分が偉ければ、地位が上であれば、嫌な思いをしなくて済んだはずだ・・と。パターンはよく思うんです「自分が偉ければ相手はこんなことを自分にしないはずだ、もっと自分に対して気を使うはずだ」と。
動機を見るようになってからは少しはマシになっていると思いますが、嫌な思いをすることから逃がれるための努力が、結局は嫌な思いをもたらすのは、起点がそこだから。原因と結果。
出てきてくれてよかった、「嫌な思いをしたくない」。これでようやく向き合える。