受け身

受け身

2025年02月26日 08:08

どんな時でも自分の身に起きることから学ぶ。

それで思い出したのが「柔道」です。わたしが通っていたパリの日本人学校では体育の時間に「柔道」をやっていました。(実はフランスは柔道が盛んな国で、学校の先生も柔道をやられていたからだと思います。スポーツ用品店で柔道着を買って、少しだけ柔道を習いました。)

柔道では、最初はただただ「受け身」の練習をします。畳の上に仰向けに倒れる時に、手と腕で畳を打つようにして自分の体を受ける。畳を打つ時は、バシッ!と音がしますが、痛みはなく、そうやって倒れる時の衝撃を逃して、大事な頭部や体を守っています。

ゴロンっと転がってバシッ!これを繰り返し行うことで、相手に投げられた時に、ちゃんと身を守れて、体を起こすことができるようになります。

このことが「自分と向き合うこと」と重なります。

つまり、つらい、嫌な思いをしたときには、自分と向き合う。それは「倒れた」自分を100%受け止める「受け身」になぞらえることができます。凹んだ自分をそのままにせず、しっかり受け止めることで「次」に転じる。バシッ!ときれいな受け身を決めたいものです。