ピーター・サーンレダム
私が大好きな画家に、ピーター・サーンレダム(17世紀・オランダ)という人がいます。
「フェルメール展」(上野の森美術館)にも2作品、来ていて、私は喜びました。
教会の内部を数多く描いています。筆致は緻密で、窓から入ってくる光は繊細です。人物はほとんどいません。描かれていたとしても小さいです。
見ようによってはがらんとしています。すっきりと片付いた室内のようです。それでも、光の届き具合や角度によって、天井や壁の「白色」の温度が変わり、それはとても美しく、見とれてしまうのです。
ピーター・サーンレダムの作品になぜ魅かれるのか考えてみると、心の中もこれくらい静かですっきりしていたい!という気持ちの表れかもしれません。また、時々ですが、絵の中に遊び心を感じさせる仕掛けがしてあって、そうしたチャーミングなところも魅力なのだと思います。
どのような絵か興味のある方は、Pieter Jansz Saenredam で画像検索してみてください。教会内部の絵がたくさん出てくると思います。
▼自分と向き合うセッションを行っています。