バレエ
今日でバレエにチャレンジして丸3年です。今となってはすっかり懐かしい、あの清水の舞台から飛び降りんばかりの気負い(笑)。
先日、先生から「どうですか?バレエのこと、少しはわかってきましたか?まったく未知の領域だったんでしょう?」と尋ねられました。咄嗟のことだったこともあり「全然です。全然わかりません」と即答しました。諸先輩方も口々に、「全然わからない。わからないことだらけだよ〜〜」とおっしゃってました。やはりバレエは奥が非常に深いものなのだと思います。
わからないことだらけなのですが、日記でも時々綴っていますが、常に自分の内側を見つめている自己探求とバレエはとても似ていて、私にはそれが大きな驚きでした。思ってもみなかったことでした。
外側からは見えない体の中の筋肉や骨。バレエレッスンではそれらを意識します。つねにあらゆる部位について意識的であることが求められます。外側からは見えない心の世界に注ぐ眼差しと感覚的な共通項がそこにはあります。
そして、私が大事に理解を深めていきたいと思っている「尊厳」というテーマを目の当たりにして衝撃を受けたのもバレエレッスンです。いわゆる「あなたの、横」というもので、バレエで脚を横に出す動きをする時に、股関節や脚の状態は人それぞれ違うので、「横」は「横」でも、それぞれの「横」があって然るべきという教えです。
正しく脚を使った自分にとっての横を実践しなさい。変な風に脚を使って他の誰かの「横」をやろうとするな。あなたの「横」はそこ。加えてこの教えには、「今のあなた(今日のあなた)の横はそこ」というニュアンスも含まれていると思います。
個々の尊厳を大事にするということをバレエ教室で学んでいるのだと思います。バレエって本当に奥が深いです。最初は何もわからなかったけど、今は本当にすごいものに取り組んでいるんだな・・ということだけ、わかります(笑)