コーチング体験
コーチングを学ばれている方の相手役(クライアント役)を務めました。コーチングって何をするんだろう?という興味から。
やってみてまず気づいたのは「自分と向き合っていない人に他人の話を聞けるわけがない」という自分のパターンです。これまでの自分の経験が作ったパターンですね。(でも、冒頭に、話をするにあたっては、コーチがわかるように話さなくてよいということだったので、自分の話を聞いているわけではないと思い、楽でした。)
そして途中、コーチ役の方から「もっと感じてみましょう」とか「客観的に話さず、あなたが主体となってお話しください」「この時間はあなただけのものなので・・」などなどと言われたときは、「私のほうが上」というパターンにひっかかりました〜!「・・いやいや、何を言っているのだ」と。「たんたんと感情を述べたり、自分のエゴを自分ではないことのように話すのも、それはこれまで自分が向き合ってきたことによって生まれている‟分離感”なのだ」とパターンにひっかかったまんまでそんなことを説明しました。それにしても、自分のことなのに自分のことでないように話していると受け取られるのは発見でした。なるほどねー!と思いました。
そして、とても興味深かったのは、黒パターン(そのときは「自分の思い通りであってほしい」を例に話しました)が満ちたときの明るさというのは、相手にとってはきらきらと明るい印象があり、白パターンが満たされているときは、もしかしたら相手にはよく分からない、感じ取れない可能性がある?ということでした。
一般的にはその見た目の明るさで判断して「ではそのきらきらと明るい方向へ進んでいくためには、具体的にどのようなことをしていきましょうか?」とコーチをし始めるのだろうと思います。そうするとその黒パターンはどんどん大きく屈強になっていきますね。(えらいこっちゃ!)
今回の体験を通して、私にとってのコーチは「本当の自分」なんだな、と思いました。「本当の自分」を指針として、「本当の自分」はどちらが心地よいのか、「本当の自分」はどちらを選ぶのか、自分の心と常に向き合っていくことは、生きていくうえで揺るぎない自信をもたらします。そうやって自分で自分の人生を切り拓いていく。