なぜそう思うの?

 

黒パターンと向き合い、語りかけをするとき、パターンに「なぜそう思うの?」と何度か聞いて、その理由を把握します。それで、なぜならば〜以下に続けるわけですが・・・。

このとき、例えばパターンが誰かの言動にひっかかって怒り爆発〜!みたいに騒いでる時って、割と表層のところで喧喧諤諤(けんけんがくがく)やっている感があって、「あの態度は無礼だ」とか「見下された」とか「相手の言い方」にひっかかっていることなどをパターンは言います。ところが、いったん落ち着いて、あらためて「なぜそう思うの?」「あの態度の何がそんなに嫌だったの?」と聞いていくと、意外とその下にあるパターンの恐怖(無価値感、無力感、ひとりぼっちになってしまう、自分一人で生きられない、自信のなさ、自分には対処できない等)が出てきます。パターンが本当に訴えたいことはこちらで、「相手の態度に頭きた!」という次元のものとは別のものが顔を出します。

子供の頃、両親の喧嘩が嫌で、両親には仲良くしてほしいとずっと思っていましたが、それは、怒鳴り声などが恐怖だったこともあるけれども、二人とも自分のことを見てくれていなかった不安、まるで自分がそこにいないかのように無視される恐怖、自分がニの次になることへの不満、自分をかまってくれない悲しさ、ひとりぼっちの恐怖などを感じていた、それと似ています。このとき視線の先にあるのは「不仲な二人」という事象ではなくて、自分自身のなかにある恐怖心です。

何にせよ不快な言動はやめてほしいとパターンは思うものです。そこにひっかかる。が、それをさらに見ていくと、自分の中にその理由がある、というわけです。

それで、私としてはやはりパターンのそこに救いの手を伸ばしてあげたい、と思うのです。