そこまでのことではないのかもしれない。

こどもの頃に、安定した盤石な精神的基盤を得ることができなかったことが「どうしたらいいのかわからない」というパターンを生み、そのパターンが今まで、一心不乱に生きてきました。

そのパターンは何もしないことが恐怖でしかなく（何もしなければ溺れ死ぬ）、やるべきことは、加減などは考えずにとにかく全力でやります。そうしないと不安だし、怖いのです。

しかし、私がこれまで一生懸命にやってきた諸々の事柄は、一般的には、そこまでのことではないのかも・・・とも思います。誰もそこまでやってないんじゃないかと。

世の中には、やるべきことをやらなくても平気な人って結構います。私のパターンはそういう人を見ると「なんで？！」とすごく驚くし、不快感が湧きますが。

また、私はやるべきことをキッチリやるので「完璧主義」だと思われがちですが果たしてそうなのかなぁ？とも思います。

というのも、私のパターンの動機は、極めて不完全な精神状態・グズグズの精神的基盤の上にあるからです。私のパターンが目指してきたのは、完璧という完成形ではなくて、むしろ、万全にしておきたいということだったと思います。

私に精神的な完璧さ（盤石さ）があれば、もっともっと、ゆるく生きられていて、他人に対しても受容的であれていたでしょう。それがないから、パターン的言動で自分を支えるようにして、周りにすがって生きてきたんだなぁ・・・とこれまでを振り返って思います。

ひとつひとつ自分のパターンをゆるし、もっとゆるゆると生きられるようになっていきたいものです。