しまった!
慎重な性格も手伝ってめったに失敗をしない私なのですが、この間、大失敗をやらかしました。最近は、ほとんど在宅勤務なのですが、そのときは事務所に出ていて・・・
ちょっと休憩しようとコーヒーを入れてマグカップを手に席へ戻ろうとしたときに、コーヒーが入ったマグカップを床に落としたんです!あちゃ〜〜〜〜〜っ。
床には薄いグレーの新品カーペット。マグカップは壊れ、そこに茶色いしみが広がっています。うっわーーーー!その瞬間、「大丈夫ですか?」と何人かが集まってきて、後始末を手伝ってくれました。私は「ごめんなさい!」と心からお詫びをしました。申し訳なさすぎて、恐縮しきっていました。その間、皆んな、仕事の手を止めているわけですから・・・
私ともう一人の方で最後の始末をしながら、ずっとそれをやり続けるわけにもいかないので、そろそろ仕事に戻りましょうということにしました。
その後、自宅に戻ってから、床のシミをどうやって取ろうかと、あちこち検索し、あるやり方を見つけました。それを翌朝、やるつもりで・・・
しかし、ふと思ったのです。今のこの行動はいったい誰がやってるんだろうか?
それは、床を汚してしまったことへの申し訳なさに押しつぶされそうになっている自分のパターンでした。そのシミがなくなってくれれば、申し訳なさは薄れる。そういった動機からだったのでした。汚れた床をきれいにしたいという純粋な気持ちもありましたが。まさに “汚点”(笑)。
それで思い直しました。私はこの失態を自分の仕事でお返ししよう、と。その選択は清々しく、明るさがあります。以来、床のシミは「自分の仕事をしよう!」という、集中力を高めるための選び変えへのサインと化したのでした。