金柑少年
山海塾の「金柑少年」を見ました。
終演後、音楽を担当されている吉川洋一郎さんと舞踏手で今回演出助手をされている蝉丸さんによるお話があり、金柑少年が初演された頃のことや、フランスに拠点を移された頃のことなど、興味深くうかがいました。
私は1980年代初めにパリにいたので、山海塾のポスターはよく目にしていました。当時は子供で、彼等の舞台は何だか不気味で見る事はありませんでした。こんなにも美しいものだったのか!と知るのは後々のことでした。
司会の方が、どの場面が好きですか、というアンケートを冒頭に取りました。私は圧倒的に最後の場面が好きです。
こちらの↓↓↓リンクの、右側なかほどにある赤い三角形が象徴的な写真が、その場面。
これを踊る(逆さ吊りになる)、舞踏手(長谷川一郎さん)が私は大好きです。何が好きかと言えばその美しさです。白塗りにしたときの顔が超イノセントであること。同じく白塗りにした肉体に照明があたったときの光と影のバランスがきれいなこと。その美しさが昇華されて "人間" が消えているようにも感じます。
そして、その場面でかかっている音楽は、SANTANAによる「家路」であることが判明。音楽を聴いているだけで、場面が蘇ります。
▼自分と向き合うセッションを行っています。