心の拠り所

心の拠り所

2021年05月11日 07:04

「親の死」というものが心をよぎり、自分の心の中をみていくなかで「親には元気でいてほしい」というパターンと向き合っていますが、なぜ、親に元気でいてほしいのかといえば、親は「心の拠り所」だから、それがなくなったらどうやって生きていったらいいのかわからないから、とパターンは言います。
この「心の拠り所」というのはポイントで、「いったい何を基準に生きていけばいいの?(どうやって生きればいいの?)」という問いは私の中で、不安とともに常にあり、今でこそ「本当の自分」の感覚を信じて行くことがそれにあたると思っていますが、私はずっと、それを他人に認められることに置いてきたと思います。しばらく前に気が付いた、他人の中に自分を存在させることで自分を成り立たせようとするパターンです。
当初は親に認められることを望んでいたでしょう、言いつけを守ることで。しかし、残念ながらそれによって自分自身のパターンが満たされることはなかったから、広く他人全般にパターンは安らぎを求めに彷徨い始めたのだと思います。
他人に認められたい、他人にとって自分が一番でありたい、ユニークな特別な存在でありたい。そうじゃないと生きてはいかれない。考えてみればこれはそのまま、「親」に認められたい、「親」にとって自分が一番でありたい、、、、と置き換え可能です。
親によって、このパターンが満たされ安らぎがもたらされていたら、どんなにか自分の人生、違ったことだろう、と思わなくもないですが、これも自分の「本当の私」が設定したこと。「親に認めて欲しかった」というパターンをいま改めて、見直してみようかな・・・と思います。