席をゆずる
先日電車に乗ったら、割と満員でしたが空席があったので腰かけていました。
しばらくすると停車駅から、手押し車に両手をかけて乗ってこられたおばあちゃまがいました。
私は「どうぞ〜」と言って席を立ちました。「まぁ!ありがとう!」と嬉しそうにされ、そこに腰かけられました。
途中、下車される際も、お礼をおっしゃっていかれました。とても可愛らしく上品な方でした。
それで、この「席をゆずる」という行為について私は考えました。私は、どういう方に席をゆずるだろう?
弱っている、体の具合が悪そう、足を怪我している、妊婦さん、子供をだっこしている、見るからに大変そうな方、でしょうか。
例えば若い女の子や青年やサラリーマンには譲ろうとしないです。あと、自分に余裕があるときじゃないとゆずれないなぁ、というのもあります。
席をゆずる時って、その方が少しでも楽であってほしい、労いの気持ち、優しさ、親切心などが自然に湧き上がってくるように思います。それは、純粋に相手を思いやる心です。そこには清々しさを感じます。以前の私は、席をゆずる時に「私はいいことをしている」というのがあったと思うのですが、それは薄れているような気がしています。