キツイ、けど現実。

キツイ、けど現実。

2021年12月10日 07:47

○○さんに青空天井を塞がれて不快な思いをしているパターンは、もっと上に行きたいという上昇志向を持っており、自分自身の処遇に不満を持っています。どんなにがんばったところで、自分の処遇はこれ以上よくはならないと決められてしまっている、そこにこの上昇志向パターンの苦しさがあります。
よりよくしていきたい気持ちを仕事に活かし、それにともなって処遇もよくなればいいけれど、「それはかないません」と前もって言われてしまっている。
では、どうするか? あれこれ現実的なところを考えてみた。
やりたいのであれば、処遇に関係なくやればいいとも言える。処遇は伴わないけれども「よりよくしていきたい」という思いは誰にも止められるものではないし、会社としては「あなたのその思いはとっても素敵ですね、素晴らしい。どうぞ存分に発揮くださいね、そのことであなたの処遇がこれ以上よくなることはありませんが。」というところでもある。
あるいは、社会人のプロとして、金額以上のことはやらないという選択もある。
また、まずいったん、今の処遇に感謝するということもある。衣食住、まともに生きらている、好きなことをやれている、リモートワークが中心となり自分の仕事に集中できる環境も与えられている。このことに感謝をする。
こうやって考えてみて、「処遇とは、上がっていくもの。能力に比例するもの」というパターンを発見しました。これは私の思い込みですね。たぶん自分自身の能力が相対的に高いからパターンに都合よくこのような幻想を抱いて勝手にぐるぐるしてきたのだと思います。しかし、それは現実ではありません。
んーーーーーキツイ、けど処遇とは上がっていくのが当たり前ではないし、能力に比例すると決まっているものではない。それが現実。そこを見据えて、パターンと向き合って、よりよい仕事をしていきたい本質的な自分のありよう、意志のベクトルをどこにどう向けたいのか、心の中をよ〜く探っていこうと思います。