どう感じているのかを感じる
体験同様、自分の感情や感覚は、他の誰でもない自分自身のもの。それは他人が奪うことも、否定することもできないものです。だってそこ<自分の中>にあるから。しかし、、、私たちは自分の感情や感覚を感じる事が苦手です。度々書いていますが、私自身も10年前まで、感じるということがどういうことなのか、わかりませんでした。
今、当時を振り返ると、何を感じてもそれを押さえつけて、思考による分析に走っていた、とわかります。「感情・感覚って何?」「どういう感じって・・・何が?」というチンプンカンプンな状態でした。
感情を押さえよ、コントロールせよ、と言われることはあっても、それを活用する方法は聞いた事がなかった、誰も教えてくれなかった、ですよね。社会人になると、一般的に、感情や感覚は邪魔なもの、持っているとめんどくさい、うっとうしいもの。そのように扱われていると思います。
私が「自分がどう感じているのかを感じる」ということをし始めたときに抱いた感情・感覚、それは、ずっしりとした安心感だったように思います。「ああ、いいのか・・・」という深い安ど感。それは自分のすべてを肯定されているような、赦されているような感覚で、そこから自分の人生が生き生きとしているのを、生きている手応えを、感じ始めていったように思います。