どのような生活を送っていても・・・
アメリカから、友人がご両親を連れて日本に遊びにやってきました。
その友人とは、パリのアメリカンスクールに一緒に通っていて、5年前ラスベガスでの同窓会からの再会でした。
お母様は、旅疲れでお部屋で休まれていましたが、ラーメン大好きなお父様と友人と3人で、ホテル近くのラーメン屋さんに行きました。
お父様はラーメンのスープが大好きみたいで、ずっとスープを召し上がっていました(笑)あとは、餃子と生ビール。とても喜んでくださって、微笑ましかったです。トッピングされていた海苔も召し上がってました。「外人さんは海苔が嫌い」という自分の中にあった決めつけが解除されました(笑)。
その友人は、ニューヨーク・パリ・南仏・あるいは今回のような旅先で一年の半分を過ごし、あとの半分はアメリカのユタ州の街で働くという生活を送っています。その街では毎年映画祭が開かれ、あのロバート・レッドフォードに何度も会った事があるらしい! そんな彼女の生活を「へ〜〜!」と一通り聞いた後、今度は私のことを聞かれて私は、My life is very boring !(私の生活はつまらないよ〜)と言いました。
私はその時、どこか、その “つまらない生活” に満足している自分を感じていました。彼女の生活ぶりにパターンがたまたま引っかからなかったのだと思います。
友人との再会で終始感じていたのが温かさです。友人がお父様やお母様を気遣う様子。そこに流れている温かさに、子が親を思う気持ちの普遍を感じます。どのような生活を送っていても変わらないものが、そこにあります。