シャクトリムシ
この間、仕事をしていると、小さくて真っ黒なシャクトリムシが書類を這っているのが目にとまりました。こんなところになぜ? 手を止めてこの小さな生き物をじーっと観察していました。
このシャクトリムシがいたのは積み重なった資料の一番上にあったA4用紙のちょうど縁の部分です。結構なスピードで、よいしょ、よいしょと移動中。シャクトリムシとしては多分、ダッシュです。その歩みは1cm程度ですが確実でぐんぐん進みます。
シャクトリムシは外を歩いていた誰かにたまたまくっついて、ここまで連れてこられちゃったのかもしれません。そして、なんだここは!葉っぱがない?!木がない?!これはまずいぞ!!と外とは異なる環境にパニックになっていたのかも。
私はシャクトリムシをふわっとティッシュに包んで外に出しました。が、扉を開けると風が強く、シャクトリムシは今度はティッシュの縁に細く長い糸を吐いてぶら下がったまま風に煽られ、体をくねらせたり、丸まったり、必死。それでもなんとか地面にソフトランディングして、さよならしました。
小さな体で一生懸命に生きる。全身にみなぎる生命力を愛おしく感じた出来事でした。
▼自分と向き合い〔今のそのままの自分を愛すること〕を目指していくセッションを行っています。