洗脳からの脱出
めちゃめちゃ面白い本を読みました、『解毒』。
他人と過去は変えられない。変えられるのは、自分だけだ。
親や社会を恨んでも、自分の人格が歪むだけである。
私は、これからも現実と向き合って自分を変えていく。
そして、人生を存分に味わっていきたい。(P.5より抜粋)
初っ端のこの記述に「ほんと、そう!!」と盛り上がり、そのまま一気に読みました。
この本はカルトからの脱出ドキュメンタリーですが、パターン的な生き方においては、われわれ誰もが、なんらかの洗脳、なんらかのアディクションに溺れているわけで、本に書かれていることは、染みるようによくわかります。
私にとっては、この本にある事象のほうがはるかに壮絶で、比べ物にはなりませんが、起きていたこととしては、自分がたどってきた道のりととても似ているな、と思いました。
洗脳(黒パターンの思い込みや信念、刷り込まれた価値観、常識)に気づき、そこから脱し(そこだけではないことを体験し)、自分で考え、選択し、自立的に人生を歩む。
ここに人間が本来持っている、生きる力の強さを感じます。