The Show Must Go On
昨日、時間ができたので、急遽チケットを取って行きました。
<モーリス・ベジャール・バレエ団によるバレエ・フォー・ライフ>
抽象絵画の玉手箱、舞台芸術に痺れました。ダンサーたちの躍動が弾け、迫りくる素晴らしい舞台でした。
どうやら私は、出演者たちが舞台奥から客席へ向かって出てくる場面への思い入れが強いみたいで(オペラ座のデフィレのように)、今回も、最後に出演者のみなさんが舞台奥からこちらへと歩いてくるときに、何かが込み上げてきて涙腺が崩壊。なんなんだ(笑)
観客の拍手が(自分も観客ですが)胸に響きました。生で舞台を見るのも久しぶりでしたし、これまで大変な思いをしたであろう舞台関係者のことを思うと、こうしてたくさんのお客さんが戻ってきてよかったって思うし、私もお客さんとして舞台芸術を堪能できて幸せでした。劇場にいた全員の想いや辛さや疲労や絶望が、その時に流れているクイーンの “The Show Must Go On” とあの拍手の中に込められ打ち放たれていたように思います。両手を合わせ、拍手を響かせながら生きていることを確認するというか。そんな感じがしました。
“The Show Must Go On” の、心が打ちひしがれ、メイクが剥がれ落ちても、笑顔であり続ける。自分自身がどうであれショーは続けねばならない・・・という歌詞が、世界中が苦難したこの数年と重なって、それでも、生きていこう。頑張っていこう。というメッセージのように、私は受け取り、うん、頑張ろう!と思いました。
終演時は5分間ほど拍手が鳴り止まなかったです。何度もカーテンが降りては上がり、、、手が痛くなりましたが、本当にたくさんの拍手を送りたくなりました。最後は出演者の皆さんも客席に向かって拍手して、劇場にいた人、全員拍手(笑)
BALLET FOR LIFE / MAURICE BEJART
https://www.youtube.com/watch?v=Vl2eIYBc2ZQ
週末もこれを見て、再び感動します♪ 最後にベジャールが現れる!