12月25日は「バレエ記念日」
今日は12月25日、私にとっての「バレエ記念日」です。5年前、2017年の今日、はじめてバレエ教室にいき、レッスンを受けました。
できないこと、嫌いなこと、自分がやってこなかった苦手なことへのチャレンジの一つとしてのバレエでしたが、その向こうにある「できない人間はダメで無価値だ」というパターンと向き合うことになりました。
バレエは本当に何もできないので、パターンとしては「ダメ」なのです。そうやって、できない人間はダメだと自ら決めているので、自分でそこに自分をあてはめて、自分を貶め、卑下した言動をするようになります。バレエ教室でも自らを下に、下に置いていました。終始、スミマセン、スミマセン、、、とすべてにおいて言ってました。「こんな自分がこんなところに存在していてスミマセン」というのが自分が感じていたことだったのです。
でも途中から、「できない」は、単に「できない」であって、「・・・だからダメ」なのではないということに気づきます。
それまでの私は「何でも良くできなければいけない」と思って生きてきたし、できること・優れていることに価値があり、だからこそ生きていかれると思っていたので、この理解は大きかったです。
優れていなければ存在してはいられない世界で戦ってきた(そこで勝って上に立とうとしてきた)私にとっては「できなくても、劣っていてもここにいていいんだ、生きていていいんだ」という気づきは、それはそれは大きな安心をもたらすものだったのです。
そして、いまだにできませんが、楽しくレッスンを受けています。