2500年の時を経て
今回の道場での学びでは、お釈迦様が2500年前に伝えていた「知恵」が教材として配布されました。それを読んだ時、2500年ものあいだ、われわれの先祖たちは何をしていたのか。2500年もの年月があったら、もっとここに書かれている「知恵」を日々の生活や人間関係に活かした平和な社会を築けたのではないか。そのように思ってしまいました。(ご先祖のせい。笑。)
でもね、自分もまた、2500年前からこれまでの間に、お釈迦様とかストア派の哲学者たち、あるいはどこかの教祖様のお話に耳を傾けて、「そうかそうか、そうなのか」と頭でわかって、でも日常生活にはそれを活かせなくて、また彼らのお話を聞きに行って、ちょっと楽になって、と繰り返していたのだろうな、、、と想像するのです。
実際、〔魂の道場〕で学ぶまでは、あらゆるセミナーに通い、たくさんの先生方のお話を聞き、一体どうすれば人は自分の思う通りに動くのか、そのことばかり考えていたのですから。これはきっと自分がこれまでの人生(前世)でずっとやっていたことなんです。
そして前世を終える際に「あぁ、いい話を聞いているだけでは自分の人生、何も変わらないんだな」と私はきっと思った。そして次の転生に賭けて生まれてきて、、、と、それもまた何度も何度も繰り返している。
そんななか、ご縁で〔魂の道場〕に出会い、もともとはカウンセラーになれればそれでよかったのに、「いい話を聞く」→ 「自分の心を整える」、それまで聞いてきた「いい話」を実際に自分の心の状態にする、その具体的な方法を学ぶようになったのです。それまで頭で分かっていた「いい話」。それがだんだんと体験を通して心でわかるようになってきています。
「いい話」を聞くだけでは何も変わらない。まず、自分で自分の心の中を整える。
2500年の時を経て、その術を知った私は、今日も粛々と自分の心の中を整えます。