避難
こどもの頃のことを思い出してみると自分が安心できる避難先をいつも探していた気がします。大人になってもそれはありました。自分の心が休まるところ、安心できるところを求めて。
家出するわけにもいかなかったので、人であったり、学校、公園、美術館、カフェ、喫茶店、ライブハウス、ラウンジ、セミナー、イベントなどを巡り歩いてました。音楽も一つの避難先だったでしょう。そうしている時って、とにかく誰でもどこでも何でもいいから、自分が安心していられる場所、難を忘れられて、束の間の自由を手にできる場所を求めてましたねぇ。。。
でも結局のところ、誰であってもどこであっても何であっても「難」はあり、自分が休まる場所はどこにもない!と知ったのでした。これは未熟な自分にとっての小さな “悟り” だったと思います。
自分と向き合っていくなかで、他のどこでもない誰でもない、自分の中に「安心」を見つけました。その「安心」を胸に生きれば、どこにいてもいなくても、誰といてもいなくても、自分はいつでも「安心」を生きています。