考えてみたら
自分の体験を振り返って、あらためて考えたことがあるので、ここに書くことで整理したいと思います。
私は、デキる人間には価値がある(デキない=価値がない)というパターンでずっと生きてきたから、できる!できる!できないとダメだ!で力づくでやってきました。
それで、ここからなのですが、「デキない」体験をした時に、「ああ、できなくてもいいんだ、大丈夫なんだ」と私はすごく安堵したんですね。解放された。それは、「できないのはダメではない」という白パターンだったのかもしれない。でもそれは、「できる人間には価値がある」の白パターンではなかった、このことに気がつきました。
先生から「あれは休むことが必要だったの。できなくていい、ではない。できなくていい、は黒パターンだから」と言われてしばらく考えたんです。
考えてみればそうだよな。白パターンは自分でまず考えないと、いきなりその体験がどこからか与えられるというものではないですからね。それに「できる人間には価値がある」の究極の白パターンは「できる人間には価値がない」だからね。
あれはむしろ、「デキる人間には価値があるのだ!!」と、走り続けなければ!やり続けなければ!とガムシャラにやっていたことが強制終了になった、私の個体が体をはってパターンの暴走を止めた、そこへの安堵感だったのかーーー
そう考えながらも、もしかするとこれは、「デキる人間には価値がある」のさらに下にある、「自分には無理だ」というパターンが満たされた、という体験だったのかもしれない、と今は、思うのです。