波
東山魁夷記念館 特別展「東山魁夷 日本美の象徴」に行きました。
赤坂御所の壁画「朝明けの潮」の下絵や唐招提寺の襖絵「濤声」の下絵などが展示されています。
以前、六本木で開催されていた東山魁夷の展覧会で、唐招提寺の襖絵(鑑真和尚が渡ってきた海を描いた)を見る機会があり、私はその清澄さに圧倒されました。山種美術館で「朝明けの潮」と対を成す「満ち来る潮」を見たときも、そうでした。うわぁ・・・息をのむ美しさです。
寄せては返す、どこまでも続く波。それは悠久の時を象徴しているようです。
東山魁夷の描く海を見ながら、ひょっとしてこれは神が、東山魁夷を通して見ている景色なのではなかろうか?と思いました。
波の陰影一つ、しぶき一つが広がりを持ち、魅了されます。その波一つ、しぶき一つを東山魁夷は愛おしみ、慈しみ、愛でていたのだろうと思います。
▼ 魂の学びは普遍的です。普遍の学びは、実践を通して自分自身の学びとすることにその面白さがあります。
ぜひ、内なる眼差しを持って、未だ見ぬ世界を探求しましょう。
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