引っ越しをして考えたこと

引っ越しをして考えたこと

2021年11月07日 10:54

まず気づいたのが物の多さでした。洋服や寝具など秋冬もの・春夏ものが必要なのでどうしても〜ということもありますが、もっともっとシンプルにしたいものだと改めて思いました。たとえ隣の家に移るのだとしても一度全部荷物を外に出さないといけないので、物は少ないに越したことはないですね。
新たな転居先で数日暮らして思っていることは、こんなにも暮らしやすいのか!という発見です。部屋や窓からの景色の広がりとともに、自分の心の広がりも感じます。息がしやすい、生きやすい、と感じます。
それでも6年ほど前に引っ越しをした時も、そういうようなことを思っていたので、・・・ということはヤドカリのように、その時々で自分の心身にとって適切な住処があるんだなと今回、思った次第です。
そこに住んでいるうちにそれが自分の世界だという囚われのようなものも生まれるな〜と思いました。知らぬうちにその空間に慣れて、親しみ、居心地のよさを満喫して、他の住処への興味も抱くことなく日常を生きる。実際、それでいいわけです。
だから今回、引っ越してよかったです。前の場所では公害が原因で「このままではまずい!」と、大袈裟に言えば「生命の危険」を感じて引っ越しを決めました。この引っ越しがなかったら今日感じている暮らしやすさは体験しておらず、もともと感じていた暮らしやすさ(公害以前の話)を満喫し続けていただろうと思います。
それで・・・・このことと、パターンの世界に居続けることって似てると思ったんです。状況に満足していたら(パターンがそれほど騒がず、満たされていたなら)、他へ移ることはまず考えません。よぎりもしないでしょう。パターンの現状が揺るがされる何かが起きて初めて「お?!」っと思うのではないでしょうか。
そして、選び変えて初めて知る今の自分にとっての生きやすさ。公害に感謝です。負の出来事というのは新たな、別世界へと移るきっかけになります。そうやって、より今の自分自身にとってふさわしく生きていくということを体験しました。