山盛り三杯?
何かを選ぶ時に、それを想像してみて「快」か「不快」かで選ぶとき、私はまず間違いなく「快」の方を選びます。
想像してみたときに、軽い感じがする、広がりがある、明るい、楽〜!、心地よいなどなどの感覚を信じて、それが「本当の私」にとっての正解ということで、選びます。あとは、単に好きだとか、面白いとか、どんなだろう?興味津々とか、そういったことで選ぶこともあります。
それで思ったのが、好き、面白い、興味で選ぶ時って、「快/不快」と感覚で選ぶことはなかったということです。
例えば、バレエの公演を見に行く時。
私は、新国立劇場のYouTube生配信で見た『コッペリア』の小野絢子さんが特に印象に残って、以来、小野さんが出る公演にしぼって見にいくことにしました。さまざまな作品を見てみたいという「興味」です。今度リアルで『コッペリア』を見るので、それで一巡します。
でも動機って色々あって「小野さんへの興味だけ」ではないですね。バレエに携わるってどういうことなのか、バレエ業界ってどうなのか、自分にとって未知の世界への興味もあります。
バレエ教室でも、レッスンだけではなく、そこで何十年もお稽古に通っている人たちとか、ベビークラス・キッズクラスのちびっ子たちとか、先生にも興味が湧きます。いったいどういう人なんだろうか?という興味。公演に行けば、小野さん以外の人たちやお客さん、オーケストラや楽器、指揮者への「興味」も湧きます。
感覚としては「海外留学」が近いです。そこに実際に行ってみて、住んでいる人たちと接して独自の文化に触れるような。
それで、この「興味」ですが、今こうやって書いてみるとけっこう重いです。思考・情報の類です。そうか!頭で見に行っていたのか!と初めて思いました。しかも回数を重ねているので、結局のところ、興味関心・知識情報という物質欲を埋めていたんですねー。匙加減的にはだいぶ盛ってましたね。山盛り三杯?
おかげで好奇心はだいぶ満たされましたが、それよりも私は自分自身の感性を育てたい。