丈の長い青いシャツ

丈の長い青いシャツ

2024年01月08日 21:33

この三連休は、家の片付けをしていました。

以前の片付けでは捨てずにとっておいたようなものも、「もう、いいなー」と処分。手放す思い出、まだ手放さない思い出、両方あります。あとは、防災グッズの見直しなどもしました。

そのなかで一点、ずっと気になっていた服がありました。Gigliの、丈の長いとても素敵なブルーのシャツ。アフリカ民藝のようなカラフルな木のボタンがついています。ずいぶん前に、当時よく一緒に遊んでいた友人がくれたものでした。

しかし、その友人はその後「服を返してくれないか」と言ってきたのです。そしてなんと私は「一度人にあげたものでしょ。返さないよ。」と答えたのでした。なぜあのときそのように突っぱねたのか、、、何らかの黒パターンで言ってしまったのだと思います。

その時の自分のキツい物言いが心の隅に残っていて、今では疎遠になったその人に謝りたい。そして、もし返してほしければ、すぐにお返ししたいと思っていました。

それで、この連休の間に、10数年ぶりに連絡がついて、そのことをお話しすることができました。シャツは思い出したけれども私とのやりとりは全く忘れてしまっていて、シャツは誰かにあげても、処分しても、自由にしてくれて構わない、とのことでした。

私は当時の無礼な態度をお詫びして、きっと他にもあるであろう数々の失礼な言動も謝りました。電話でそう伝えながら私はとても安堵していました。謝れたことにホッとしていたのです。

そのことから私は、当時の自分の言動を悔やむパターンがあったことに気がつきました。帰国子女だったり、海外で生活していたことから、日本人のような丁寧さや思いやりが欠落していて傍若無人で、歯に衣着せぬ物言いだったり、相手を敬うことも知らず、かなり失礼な人間だったと思うんです。それもしかし、パターンなのでじっくり向き合って、ケアしていきます。

青いシャツは、やはりとても素敵なのでこのままとっておきます。