一歩一歩、粛々と
なぜ、私たちは去りゆく人に対して寂しいと思うのでしょうか。
それは、何年もの間、同じところで一緒にやってきたから、お互いのことを知っているから、数年間ご一緒していたとしたら、気心も知れているし、馴染みがあるし、親和性、安心感、安定感があるから、だと思います。
この広い宇宙でご一緒したというのは、時空を超えたご縁であり、セッティングだとも思います。
例えば、職場などで退職者が去っていく、そういうことがあると、「ああ、それぞれの人生、行く道が違うのだなぁ」とつくづく思います。去るというのは、自分とは異なる、別の方向へ進むということで、それぞれがそれぞれのパイプを生きていると改めて気づかされ、ハッ!となります。
自分のパターンが自分を成り立たせるために他人を利用することから離れてきているからか、人に対してあまり執着はなく、その人の選択をスッと受け入れる感じもあります。
以前だったらパターンが騒いで、会社を辞めないように働きかけたり、相談に乗りたがったり(パターンがね)しようとしていたんじゃないかなーーーーと思います。
でも今の私は、自分がやるべきことをやるのみ!
そうして、自分も一歩一歩、粛々と進みます。