ワレワレハ、ナニモノカ?
セミナーを2日間終えて迎えた日曜日。悩みました。。。
プチ観光で古い街並みを散策し、そこの資料館を訪れました。
以前、商家だったそうで、立派な神棚が目を引きました。
ここで、ふだん時々直面する「何をされている方なんですか〜?」「何の集まりですか〜?」という問いに、悩んだんです。
「趣味仲間ですー」と交わしたら、「何の趣味ですか?」と追求され、ヨガ?・・・あっ、作家?!なんで秘密なの??とどんどん興味がエスカレート。そこまで深まらなくてもいいナゾがどんどん深まっていってしまう。われわれは何者なのか。どう答えればいいのか。うーーむと悩みまくるー。
先生が「秘密結社です」と答えると、その方が「服の感じが似ているし、私も入りたい」とおっしゃる。延々と続く追求が違和感で、「入りたい」と言われた時は「え、なんで?」と心の中で思いました。
あーゆー時はどう言えばいいのか、正直、何でもいいのだけれども。何に悩むのかって、私の場合、「相手に無用の不安を抱かせたくない」というパターンです。
「カウンセリング〜」って言うと、一瞬、相手が止まる、ちょっと引く。そして、それを取り繕うかのように、「悩んでるんです〜」とか、「心を読まれそうww」とか言われる。「魂の探求者です。」「ただの人です。」なんて言えばさらに大袈裟に響いてしまう。
何者かを秘密にしたいんじゃなくて、ただただ何と答えたらよいのかがわからなかった私たち。
それでも先生の日記に「皆さん、自然ですね」と言っていたと書いてあって(私にはそれは聞こえなかったので)、そのことと、そのときの自分たちの状態を重ね合わせると「ふだんの自分たち」しか浮かんでこなくて、ふだんから私たちは自然な感じなんだな・・・と腑に落ちたのでした。
そういえば、、、そういえば、です、、、
自分自身、外へ向かって自分のアイデンティティを表明(アピール)して歩くこともないし、周囲に対して自分のありようを主張することもない。いつの間にか、アイデンティティというものを(パターンも含めて)外へ向けて示さなくなっていました。そうしなくてもだいじょうぶになっていました。
以前はもっと、「フレンドリーな人」「元気な人」「明るい人」などなどを一般社会向けには装っていたように思います。
それが今は、そこにある家、車、道路、塀、犬、木々、空、雲、風、雑草、花々、鳥たちと同じく、何の主張もなくそこにいる人であるということ。そしてそれは何とも落ち着く場所です。