ヒトらしくていいですね
今日、とあるビルを訪れました。
入館から、部屋の出入りなど、常にQRコードやカードをかざして「ピッ！」と通ります。今どきの建物ってこうなのか！と大変に驚きました。
窓の外に広がる光景は空が広くて素敵なんだけど、無機質で温かみがない。湿度も温度も完璧にコントロールされていて、すべてをデータ化してネット上で管理して、っていうのが当たり前なんだろうけど。なんでしょう、なんか人間っぽさとか不器用さをどこかに残しておきたくなってしまうような・・・。温かい感覚をおいておきたくなるような・・・。
要するに、「ついていけないなーーー」という感覚を味わいました（笑）
そして、何人かの方々とのお話で、「ヒトらしい」ってこれからの時代、褒め言葉になるかもしれないと笑いました。AIを使ったよどみない作業と比べて、言い間違えたり、つっかえたりするのは「ヒトらしくていいですね」と。本当はそうしたことはマイナスだからAI化を進めているんだろうけど、逆に落ち着かないということが起きるんですね。
AIの普及というのは、転じて人間の探求のきっかけになるかもしれない。人という存在を脅かされることで、思わず自分自身の深部へと降りていってみたくなったり、人が人である所以をたぐり寄せたくなったり、するかもしれない？！
