オラが村のスティーブン・タイラー

オラが村のスティーブン・タイラー

2024年10月18日 07:35

「スティーブン」は、近所に住んでいる、いわゆる気が違っている男の人で、生活圏内の、ほぼどこにでも現れる、近所でも評判の人です。

一人歩きながらブツブツ何かを話していたり、分厚い本を広げていたりしていて、人通りの多いコンビニ店の前に腰掛けてタバコを吸っていたり、しています。たま〜に叫び声をあげたり、何かを怒鳴りつけたり、もあります(最近はあまり聞かないけど)。その人は戸建てに住んでいて壁中にびっしりと綺麗な字でメッセージが書かれていて、英文もあります。立ち止まって読むことはないけど、何やら主張している感じです。

細身のジーンズにボロボロのTシャツ。前歯は折れてしまったのか1〜2本ありません。服装がとってもロックで、誰かに似てる、、、で、そうだ!と思ったのがスティーブン・タイラーでした。

それで先日、住宅街の小さな交差点で、スティーブンが青空に向かって両腕を伸ばし、「グーサイン👍」を天に向かって差し出していたのです。これは見たことのない姿です。

そのときの天を仰ぐ横顔、まなざしがなんともいえない美しさで、一瞬見惚れて、あぁ、この人と、心の奥底ではつながっているーーー。そう、じ〜んわり感じました。

そして、その様子を遠巻きに親子が見ていて、その親子とも心の中でつながっている感じがします。

オラが村のスティーブン・タイラー。これからもロックに、元気でいてほしいです。