エサが欲しくて
ふと、自分の言動のクセとなっているパターンが見えました。「自分が一番がんばっている」というものです。"自分が一番" とか "自分が上だ" と同類ではあるのですが、「自分が一番がんばっている」というパターンは、そうでないと、つまらない平凡な自分が、大勢の中で埋もれてしまい、誰からも見つけてもらえず、認めてもらえず、受け入れられず、愛されず、存在できないと思っていて、恐怖、不安、苦しさ、悲しさなどで溢れています。ここで浮かぶのは、たくさんのヒナ鳥のなかの一羽というイメージです。親からのエサ、愛情を一生懸命、得ようとしているのです。
パターンとしては何が何でもそのエサを得なければならない、そうしないと生きていかれない。だから頑張る。あらゆることをやる。その一寸先には絶望しかありません。
しかし「頑張り」というのは測れないので、何とかその「頑張り」を見せられるように、例えば残業や休日出勤をする、他人の嫌がる事を率先してやる、頼まれた事は素早く完璧にこなす、誰よりも正しくあろうとする、これをすれば簡単に他人より突出できるとパターンが思うことは全てやってきていると思います。
もう随分前になりましたが、「私、こんなにやってるのに・・・!!!」と思ったことがありました。精神的にはどん底でした。それから、「私、ここにいるのに!!」というのも。あれってこれだったんだな、、と思います。エサがないと生きていかれないから、一生懸命自分をアピールする。だけど、思うようにエサを貰えない。そのままでは死んでしまう。だからもっとやる。それでも認めてもらえない。やってもやっても見つけてもらえない。だからもっとやる。これでもか、これでもか、と。それは物凄く苦しいです。それであるとき、もうこれ以上、無理だ、、と思ったのだと思います。 すべてはエサ欲しさ、愛情欲しさだったのですねぇ。
▼自分と向き合うセッションを行っています。