とてつもなく美しい、、、

とてつもなく美しい、、、

2024年08月30日 12:23

今朝の東京は大雨です。
この台風で被害も出ていて、自然災害の激しさが増していて心配です。停電も広範囲にわたって起きているようですし、どうにか安全に過ごしたいものです。被害に遭われた方々には早いご快復をお祈りしています。

さて、昨日はパラリンピックの開会式を途中から見ました。音楽が印象に残っています。

コンコルド広場(ルイ16世とマリーアントワネットがギロチンにかけられた場所)でトーチを持ったダンサーたちが踊っていたのはラベルの「ボレロ」でした。一度耳にするとしばらく離れないこの曲は、家にレコードがあったので子供の頃よく聞いていて、シンプルなリズムの残響が心地良いです。

広場の中央に立っているオベリスクはナポレオンがルクソール(エジプト)から持ってきたもので、中継の解説者が何度か「concord and discord」と言っていて、幾重にも「調和」と「不調和」が折り重なっていることがテーマ、なのかな、、、と思いながら、自分の心の中もまた、調和と不調和が脈略なくごちゃごちゃとあるよなーーーと考えました。

それで実は、今回、ある曲を耳にして「うわ〜〜♪」と大変な感動をおぼえたんです。

聖火を気球に灯すシーンで流れてきた音楽で、解説者が「ラベルのサンライズ」とコメントしていたので検索したところ、ラベルが作曲した「Daphnis et Chloé」というバレエ音楽でとてつもなく美しい曲だと思いました。

こちらの曲。
Ravel – Daphnis et Chloé, Suite n°2 (Seiji Ozawa)

夜明けのイメージなのでしょうか。闇に光が少しずつキラキラ、、、キラキラ、、、と広がっていく、そんなイメージが浮かんで、なんて美しいの、、、と思いました。

開会式が終わり、「みなさん気をつけておかえりください〜」のアナウンスのBGMは、セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの「je t’aime moi non plus」。懐かしいメロディはホッとします。