でも、これが、娑婆。
自分が他人を「居場所」としてきたことに気づいたタイミングで、娑婆でも「居場所」というキーワードがささやかれているのを発見しました。
職場での孤独・孤立について研究しているプロジェクト(科学技術振興機構・社会技術研究センター)があって、このプロジェクトのQ&Aとして以下、掲載されていました。国としての取り組みのようです。
興味深いので抜粋します:
Q 社会的孤立・孤独の一次予防のために、本プロジェクトが目指す社会像についてもう少し教えてください。
A 職場の中で生き生きと働ける環境を作り、企業の従業員が、本プロジェクトで開発されたツールを使いながら、職場の中で、誰もが自分の望むレベルの対人関係を営み、職場において「自分は役立っている」、「自分の居場所がある」と実感できる職場を育てることが、本プロジェクトの直接的な目標です。さらに、こうした職場環境が整えば、職場からの不本意な離脱を防ぎ、職場以外の対人関係も、積極的に営めるようになるでしょう。こうした変化が、中高年の引きこもりを予防できる社会作りに間接的に貢献できると、期待しています。
(参照:https://www.jst.go.jp/ristex/koritsu/projects/04.html)
ズバリ「自分は役立っている」、「自分の居場所がある」と実感できる職場を育てることが、本プロジェクトの直接的な目標、とあります。
すごいですね、これ。個人のパターンを満たすために、国から予算がつくんです。国民に自立されるとまずいとでも考えているのか??と疑ってしまう。
でも、これが、娑婆。
そして、これで救われる人もいることでしょう。何をもって「救われる」のかはさておき。