かっこよく生きたい!

かっこよく生きたい!

2024年09月08日 20:37

パラリンピック・車椅子テニスは「ショー」でした。

小田凱人(おだ ときと)選手のインスタグラムを見て納得。

「明日はMatchじゃなくてShow
小田凱人の発表会。」

とあります。

試合中、「声が聞こえないぞー?」と耳に手を当てたり、観客をあおって「ほら、もっともっと!」とやりあう世界ランキング1位・2位の試合。金メダルを争う試合が「Show」って、すごい。

まるで格闘技のようなテニスで、とにかくかっこいい、衝撃的な試合でした。小田凱人選手はまだ18歳なのだそうで、なおのこと衝撃的でした。

どちらが勝ちを奪うか、負けに転がるかが、最後の最後までわからなかったです。どちらの選手も、これは負けたかな、、と「負け」が表情によぎっていたように思います。ほんとにちょっとしたことがきっかけで勝つし、負ける。

試合に敗れたヒューイット選手の、気落ちした、さみしそうな表情も印象的でした。下唇を小さくかみ、何度も頭の中で場面、場面をリプレイしていたようでした。勝負の厳しさ。

私は彼らのような勝負の世界にいるわけでもないのに「負けたくない」というパターンで生きてきていて、自分にとっての本当の勝負はどこにあるのか?と自問すれば、やはり、それは自分自身にあります。

黒パターンの世界を無意識に生き続けたいのか? どうしたいの、自分は?

気がついたところから意識的な生き方を開拓する。これが今の私にとっての本当の勝負です。自分自身に勝つのか、それとも負けるのか。

勝っても負けても、本気の勝負をしている選手たちのように、かっこよく生きたいなあ!と思います。

今日の夜中はもう閉会式なのですね。オリンピック・パラリンピックって、世界一の選手たちがおたがいに磨きあってさらに高みへとのぼりつめる、人類のプロジェクトのようです。

試合を通して、こちらの胸にも生命力がわきたちます。すばらしいものを見せていただいて、ありがたい!