いとぐち
「いとぐち」と入力したら「糸口」ではなく「緒」と変換され、どちらの漢字も使われていることがわかりました。
そして「へその緒」、「下駄の鼻緒」のように「お」と読む「緒」には、魂をつなぐもの・命という意味もあるらしく、これは発見でした。
この「糸」+「者」という漢字から、ふと芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」を思い出しました。
お釈迦様の慈悲の心で、地獄にいた大悪党カンダタに蜘蛛の糸を垂らします。しかし、「俺の糸だ!」とカンダタが叫んだと途端に、蜘蛛の糸が切れ、カンダタと共に糸にしがみついていた悪党たちが、地獄に真っ逆さまに落ちていってしまう・・・。「糸」+「者」の話。
お釈迦様は人間を救いたくて、いつもその機会をうかがっているんだなーとお釈迦様の心を思いました。緒は魂とのつながり。天から与えられた機会を一つひとつ生きていきます。
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