『神と黒蟹県』

『神と黒蟹県』

2024年07月16日 07:34

連休中は、ひさしぶりに小説を読みました。

『神と黒蟹県』という本です。

黒蟹県という空想の県での人々の日常と、神が人に扮して人間界を体験するお話です。

人間界で時折、挙動不審になる神の言動が可笑しく、人間たちの心のリアルな動きを楽しみました。小説ってあまり読まないのですが、こういうものなのだろうか?とおどろくほど、自分と向き合うことで気がついたことがストーリーのあちこちでつながっているようでした。

神の慈しみや、すべてを包み込むやさしさも言動の端々に現れていて、神にもし「人格」が備わっていたらこういう感じなのかも?と面白く読んだのでした。