「語りかけ」のワーク
「語りかけ」のワークについて思ったこと。
パターンに気づいて、語りかけをしている時点で、「私」と黒パターンとでは、いる場所が別々で違います。
「私」は黒パターンの住んでいる場所をよく知っていて、それと同時に、白パターンのことも知っています。
そんな「私」は黒パターンに対しては「そこにいていいんだよ」と言うけれども、それは「あなたはそこにいていい」と、黒パターンのことを全面的に認めている言葉です。
「私」がそう言えるのは、「私」が黒パターンを上回る存在で、黒パターンを俯瞰し、住む場所が違うから。
黒パターンは頑なにそこにしがみついて、その場所にこだわる感じがありますが、「私」はその点、自由でこだわりはありません。
「語りかけ」がもたらす感覚として、黒パターンが全面的に受け入れられていることの安心感と、それゆえの解放感(ほどき)があります。
黒パターンは、決めつけや思い込みが強く、ギューーッとそこにしがみつく特徴があるので、「そこにいていいんだよ」とか言われると、ふっと手放したくなるのかもしれないです。
あっ、、、もういいかな。手を放そうかな。みたいな余裕が生まれて。しがみつき、こだわり続けていることへの気恥ずかしさもあるかもしれません。
黒パターンは自らの存在に気がついてもらえて安心する。そのことでようやく次へ行かれる。そんな気がします。
よちよち歩きをしている赤ちゃんが両親から見守られている安心感を得てはじめて前に進むことができる。。。私は「語りかけ」での黒パターンの様子にそのような姿を重ね合わせます。