「自分」を手放す
私たちは日々、何かを考え実行しています。それがその通りになる場合もあれば、その通りにならないことも当然あります。思い通りにならない時にひっかかるのが「自分の思い通りにしたい」です。
自分の思い通りにならないっていうのは、ふだんの買い物で何かがほしいと思っていたけどそれがなかったということもありますし、自分が思うタイミングで人やものがないとか、自分がこうしてほしい時にこうしてくれない(こうならない)とか、職場などでは日程調整や業務分担などが思うように進まない、自分の企画・意見が通らないなど、諸々あるでしょう。
私はいま、おおもとのところでは白パターンを選んで実践しているのに、それを表明しても受け入れてもらえず、却下され、どうしても自分が思うように進まない事態に直面しています。(これは、他にもっと見るべきパターンがあるからだという気がしてます。)
そういった事態に際してひらめいたのが「自分の思い通り」の「自分」を手放すことです。自分の考え、自分の経験、自分の思い、自分の気持ち、自分の選択、、、そういった「自分」にこだわらなくていいのかも?と思ったんです。
もう、自分の思いを貫き通さなくてもいいのかもしれない。「自分」(自分の思い・選択・考えなど)にこだわらなくていい。そこには風が通り抜けていくような感覚、安らかさ、ゆるまっていく楽さがあります。
自分としてはこうしたいということに対して「NO」と言ってきた相手に「あ、そうですか。わかりました。」と自分を相手に譲る、自分の中のスペースを相手のために明け渡す。
やることはやったけれども「NO」だったわけですから、「自分の思い通りであってほしい」パターンの残念さ、苦しさ、悲しさ、徒労感などをケアしつつ、「もう、自分の思いを貫き通さなくてもいいのかもしれない。自分にこだわらなくていい。」という白パターンを選ぶ。
ここであえて黒パターンを選んで、貫き通すべく突き進むのも選択肢としてはありますが、それはどこか毒々しくて、めちゃめちゃ疲れそうだし、後味が悪いのは明白です。なので今回は、「自分」というものへのこだわりから離れ、楽に過ごすことをやってみようと思います。