基礎とは
バレエ教室では、参加している4〜5人の生徒の中で、私のみ基礎練習をする場面がよくあります。例えばジャンプでは、先生から教わった型に忠実にその場で繰り返し飛ぶということなど、やっています。バレエの動き(体の各部位の位置)は奥が深く、私は先生に教わったことにいつも「そーか!そーなのか!!」と感心しながら、自分の体の位置に気をつけながら、じっくりと取り組んでいます。
そんなとき、たまに先生が他の生徒さんたちにも同じように基礎練習をさせることがあって、そんなときは皆を巻き込んでしまってる感じがしてちょっと申し訳なく感じています。
レオタードを着た時もそうです。皆さんはもうバレエ歴20年、30年のベテランなので、思い思いの格好をしています。でも先生は、上手くなりたいならレオタード着た方がいいのよ!と言います。
それで、先日、すごく印象的なことを先生が言いました。「皆、基礎は嫌だよね。」
周りの反応を見ていると、ジャンプの基礎練もレオタードも、確かに嫌そう。ジャンプはキツいと口々に言ってましたし、レオタードも「自分たちのしている格好で十分です」と言ってました(笑)
そーか、、基礎って嫌なものなんだな、、と思いました。それも、それぞれの意味づけですが。
私は、基礎は帰る場所だと思っています。「語りかけ」のワークなど、もう10年以上やってますが、やっているうちに形骸化するし、自己流になるし、なんか入っていかない感じがしたり、疎かになっていたりすることもあります。でもそこで注意事項を思い出して、基本に帰ってやってみる、その繰り返しです。
これまでの自分の体験では、進めば進むほど基礎に気軽に帰りやすくもなっています。やり始めてまもない頃は基礎もできてない状態だから、帰るというよりは忠実に、というところなのかもしれません。
私にとって基礎とは、核をなす大事なもの、です。文字通り「基礎」ですね。根本の土台、です。
と、いうわけでこの週末はじっくり自分の感情、自分のパターンと向き合います。このところ平日は思考のハイウェイを突っ走ってるのでゆるり、のんびり過ごします。