すたすた坊主
<奇想の系譜展> へ行ってきました。
そこで忘れがたい微笑ましい作品に出会いました。その名も「すたすた坊主」。白隠の作品です。禅画でしょうか。作品が気になる方は、ぜひ「白隠 すたすた坊主」で画像検索して見てください。
デジタル大辞泉によると「すたすた坊主」とはこういう人のことだそうです・・・
江戸時代、寒中に裸で縄の鉢巻きをし、腰に注連縄(しめなわ)を巻き、扇や錫杖(しゃくじょう)などを持って歌い踊り、物乞(ものご)いをしたこじき僧。上方で、誓文払いに商人の代参をした願人(がんにん)坊主に始まるという。すたすた坊。
白隠の描いた「すたすた坊主」は、笑みを浮かべて "すたすた" 歩いているように見えます。憎めない、可愛い表情をしています。微笑ましいのです。
あっけらかーんとした、こだわりのない感じもします。見ているだけでこちらの気持ちが緩んできて、気が抜けていきます。なんかーー、いいのかもーーーー、、と思えてくる。ゆるゆるーーーとした感じ。
いーなー、すたすた坊主。
▼自分と向き合い〔今のそのままの自分を愛すること〕を目指していくセッションを行っています。