お月様は、わかってる
今夜、東京は雨。十五夜の美しかった月を思い出しながら、そういえば、、、と、子供の頃によく周囲の大人たちから、「お天道様が見てるからねー」と言われていた懐かしい記憶が呼び起こされました。
それは躾のいっかんで、戒めのように言われていたと思います。「人は見ていなくても、お天道様は見てるから、悪い事はするんじゃないよ」という意味で。
子供の私は、なんとなく太陽から心を見透かされるような気持ちになって、お天道様に恥ずかしくないようにしろ、という大人たちによる脅しは、今でも私の胸の中で続いています(笑)
一方、お月様は、大人になってから愛でるようになり、とても好きになりました。お月様の光は心の中にしみこむように私に届きます。太陽によって輝く月は、自分を照らす太陽(事象・現象)によって浮かび上がる自らの心のようでもあります。
そんなお月様はわかっている。物事の裏、背景、照らされずともそこにある、表立って見えない部分をわかっている・・・そんな気がしました。
お天道様は見てる・・・お月様はわかってる・・・そんなことを思いました。