お散歩
朝、「自分は非力だ」というパターンへ語りかけながら歩いていました。
「・・・誰も自分の言う事なんて聞いてないし、自分なんか何の影響力もないし・・」と語りかけていたところに、ちょっと離れた所から「・・・おはよー」という声が聞こえます。ふと、そちらを見ると、いつもは別の道でお見かけするご夫婦がちょうどいらっしゃって、旦那さんが私に呼びかけていたのでした。
一人でブツブツ言っている姿を見られたかな?とちょっと心配しながらも、「おはようございますー。こちらの道、珍しいですね」「よいお散歩を」「いってらっしゃい」といったやりとりを交わしました。
それは、非力だとかなんだとかいうパターンの世界を超えた、気持ちのよい挨拶でした。
私はそのタイミングにあえて意味を求め、考えました。そこで、自分は非力ではないし、例え自分は非力だと思う事があったとしても自分にこうして力を与えて下さる方がいる、そしてそれはお互いに、そうなんだよね、と思ったのでした。