「ない」ということ
近所のドンキホーテ(ピカソという名前ですが)が3月末に閉店します。私は買い物があまり好きではなくてふだんから必要なものしか買いません。そんなわけでこちらのお店では決まった買い物でお世話になっていました。
お店に入ってみると棚が部分的に空いていて、すかすかしています。もう閉店なので在庫を補充しないからですね。どんなお店でも棚が埋まっているのが当たり前ななか、この光景は非日常的。異様でもあります。
こうして眺めてみると、常に満ちていることが当たり前になっているんだなぁ、と思います。「ない」ということが新鮮!「ない」ということによって生まれる余裕、余白、創意工夫みたいなものも感じます。あと、たくさん商品があっても単に私が買いたいものがないということもよくあって、この「あるんだけどない」というのは、「ない」という状態と実は似ているかもしれません。
「選択肢がたくさんあることが豊か」という捉え方がある一方で、選択肢があまりないことから生まれる豊かさもあるように思います。
このお店がなくなることは残念ですが、それはそれで自分の「買い物」に新たな工夫が生まれる気配も感じていてちょっぴり楽しみだったりします。
▼自分と向き合い〔今のそのままの自分を愛すること〕を目指していくセッションを行っています。