ピュアで浄らかな何か

ピュアで浄らかな何か

2022年05月01日 10:59

スコットランド国立美術館の展覧会は、天海さんの音声ガイドもあり、たいへんに堪能しました(笑)

以前、エジンバラに旅行で行った際は、フランスに住んでいたので、オルセー美術館やルーブル美術館などに慣れてしまっていて、どうせ大したことはないだろうという意識で、この美術館に見向きもしなかったんだろうな…と当時の自分が持っていた “特権意識” をふりかえりました。

日本に帰ってきてからもしばらくは、そういうフィルターを通して美術館に行っていたと思います。今は、素敵だなって思う芸術を安らかに堪能し、純粋に楽しませていただいているので、そういう心の状態であれてることが、よかったなぁ…って思います。いつまでも特権意識じゃあないですね。

美しいものは本当に心が洗われます。

中でも私が足をとめたのは、アンドレア・デル・ヴェロッキオが1470年に描いたとされる《幼児キリストを礼拝する聖母「ラスキンの聖母」》です。

すごくないですか?この絵。超繊細な筆致から、ピュアで浄らかな何かが心の中に流れ込んできます。

▼展覧会の模様はここに詳しいです。

『スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち』開幕
・作品がたくさん紹介されていて、会場の雰囲気が伝わってきます。
・7月〜は神戸や北九州にも巡回するみたいです。