ピュアで浄らかな何か
スコットランド国立美術館の展覧会は、天海さんの音声ガイドもあり、たいへんに堪能しました(笑)
以前、エジンバラに旅行で行った際は、フランスに住んでいたので、オルセー美術館やルーブル美術館などに慣れてしまっていて、どうせ大したことはないだろうという意識で、この美術館に見向きもしなかったんだろうな…と当時の自分が持っていた “特権意識” をふりかえりました。
日本に帰ってきてからもしばらくは、そういうフィルターを通して美術館に行っていたと思います。今は、素敵だなって思う芸術を安らかに堪能し、純粋に楽しませていただいているので、そういう心の状態であれてることが、よかったなぁ…って思います。いつまでも特権意識じゃあないですね。
美しいものは本当に心が洗われます。
中でも私が足をとめたのは、アンドレア・デル・ヴェロッキオが1470年に描いたとされる《幼児キリストを礼拝する聖母「ラスキンの聖母」》です。
すごくないですか?この絵。超繊細な筆致から、ピュアで浄らかな何かが心の中に流れ込んできます。
▼展覧会の模様はここに詳しいです。
『スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち』開幕
・作品がたくさん紹介されていて、会場の雰囲気が伝わってきます。
・7月〜は神戸や北九州にも巡回するみたいです。