責任感、正義感、、
子供の頃、通信簿に先生に決まって書かれていたのは「責任感があります」でした。○○委員とか、係とか、皆で分担して決めますよね。たぶん、そうしたこととかを、きちんとやってますよ、という事だったのだろう、と思います。
そういった委員や係では、私はいつもとってもめんどくさい役回りばかりやってました。クラス委員には選ばれないから、人の嫌がる事を引き受けて、先生やクラスの皆から認められようとしていた可能性もあります。「それをやるんだから自分の存在を認めろ」「責任を果たしているんだからこの自分を受け入れろ」そういう条件付きの欲求があったようにも思うんです。
責任感に似ているものとして、正義感もありますね。「正義感が強い」ということもよく言われていました。これは、「自分は正しい」というパターンを助長します。「正しいんだから受け入れろ」ということですね。
責任感があるとか、正義感が強いとか、一般的には良いことのように受け取られますが、何事もそうですけれども、自分の中で、その動機は何か?と問うことがとても大事。なぜそれをやるのか?その理由をじっくり見ていって、「人から認められたい」「嫌われるのが怖い」「受け入れてもらえず、一人ぼっちになったら不安」などなどが理由だったら、自分自身のためにもその言動をやめておいた方が良いですね。不毛ですし、悲壮感や苦しさが漂います。どこかヒステリックで当てつけのような感じもあるかもしれません。そして、それらのパターンを思いっきりケアしてあげることが先決です。