染み渡る音色

 

昨晩は、築地本願寺の一室で行われた、とても不思議な演奏会に行きました。

横笛、石笛の即興演奏でときどき声も発せられて、倍音も聞こえてきた懐かしい音でした。

普段、パソコンからの音ばかり聞いているので、人間の呼吸、息からの音は、とてもよく馴染む感じで気持ちがよかったです。

笛の音が胸のなかに直接入ってきて抜けていく感じがあり、身体中に音が染み渡ったひとときでした。

目を閉じて音に身をゆだねきって聴いていました。今も胸の辺りに音の響きが残っています。

石笛というのは、落ちている石を拾ってそのまま演奏するものなのだそうです。人の手で楽器を作るわけではないのだとか。近くで見てみましたが、丸い穴が開いていて、人の手が加わっていないというのは信じ難かったです。

自然そのものを楽器にしているということですから、宇宙の音色、神の音色が響き渡るのだと思います。その意味では「声」もだいぶ神がかっていたように思います。